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1989年、エムジーファーマ(当時、阪急共栄物産)は、各種食品蛋白質を酵素分解して得た蛋白加水分解物をスクリーニングし、グロビンペプチド(グロビン蛋白分解物、GP)にもっとも強い中性脂肪低下作用のあることを見出し、この活性ペプチドは、バリン-バリン-チロシン-プロリン(Val-Val-Tyr-Pro、左図)のテトラペプチドであることを示しました。
現在もグロビンペプチドの生理活性作用について研究が継続されていますが、そのなかでも抗糖尿病効果については作用機序が解明されつつあります。
また高血圧に対する効果も臨床試験やSHR(自然発症高血圧ラット)を用いた実験により確認されました。
一方、食事性肥満における内臓脂肪の蓄積をグロビンペプチドが予防することは報告されております。これらの効果からメタボリックシンドロームの予防・治療に利用できる食品素材と考えられるようになりました。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積から糖尿病、高脂血症、高血圧を呈する状態を云いますが、グロビンペプチドにはこのいずれに対しても改善効果が期待されています。
なお、現在、グロビンペプチドは、食後の中性脂肪の上昇を抑える効果から特定保健用食品の関与成分として幅広く利用されています。
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メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積によってインスリン抵抗性が生じ、糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧など動脈硬化の危険因子が集積している状態です。一つひとつの危険因子の程度が軽くても、重複して存在すると動脈硬化性疾患の発症が相乗的に増加するので、世界的に重要な問題となっています。 メタボリックシンドロームでは、10年後の虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の危険度が正常な人に比べ36倍も高くなります。また、内臓脂肪が蓄積した結果、尿酸の産生が過剰となり、高尿酸血症が約70%に認められます。非アルコール性脂肪性肝炎も高率に発症し、放置すると20%が肝硬変に進展するといわれています。
このようなメタボリックシンドロームを予防・治療することが国民の健康な生活のみならず、継続的な赤字である医療財政の改善のためにも必須であるという環境を踏まえ、グロビンペプチドの研究からメタボリックシンドロームの、とくに予防に役立つ可能性が分かってきていますので、さらにその生理活性機能について研究を進めるためには、大学などの研究機関との連携が望まれます。また、メタボリックシンドロームについての一般国民への啓蒙も必要になるでしょう。これらの目的のため、この度、グロビンペプチド研究会を立ち上げました。
本研究会の事業内容としては、大学や参加企業によるグロビンペプチド研究開発の推進・援助、研究発表会の開催、消費者セミナーの開催、またグロビンペプチドを利用した商品開発のサポートなどがあります。
東京品川コクヨホールにおいて消費者セミナーを開き、300人以上の方にご参加いただきました。
「グロビンペプチドはメタボリックシンドロームを予防する」という演題でエムジーファーマがブース出展し、医療関係者から多くのお問い合わせをいただきました。